軍人グンジン・官憲カンケン
ふりがな	名前ナマエ		所属ショゾク１	所属ショゾク２	グループ	体格タイカク	年齢ネンレイ	学歴ガクレキ	職歴ショクレキ	出身地シュッシンチ	その他タの特徴トクチョウ
とうどう 　  たろう	東堂トウドウ   太郎タロウ	二等兵ニトウヘイ	控ヒカエ置部隊ブタイ新シン砲敞ホウショウ　第ダイ三内務ナイム班員イン　教育キョウイク召集ショウシュウ兵ヘイ	第一分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	身長シンチョウ166ｃｍ　体重タイジュウ54ｋｇ	数カゾえ年ドシ24　(大正タイショウ8年ネン生ウ）	県立ケンリツF中学チュウガク卒ソツ・F高ダカ卒ソツ・東大トウダイ文学部ブンガクブ(英エイ文ブン科カ）１年ネン・九大キュウダイ法学部ホウガクブ２年ネンで退学タイガク	学校ガッコウの明和メイワ工業コウギョウへの就職シュウショク斡旋アッセンを拒絶キョゼツ。父チチの友人ユウジンを通ツウじ大東ダイトウ日日ニチニチ新聞社シンブンシャ西海サイカイ支社シシャの記者キシャとして就職シュウショク。	福岡フクオカ	驚異的キョウイテキな記憶力キオクリョクを持モつ。柔道ジュウドウ二段ニダン。「左翼反戦活動」で検挙･不起訴。現在ゲンザイは虚無キョム主義シュギ者シャ？　死シぬつもりで軍グンに入ハイる。顔色カオイロが青白アオジロく、貧相ヒンソウ。
あきやま	秋山アキヤマ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン
あびる	阿比留アビル	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	准ジュン厳原閥					対馬ツシマ
あべ	阿部アベ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン
あらまき	荒巻アラマキ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊				尋常ジンジョウ小学校ショウガッコウ3年ネンで中退チュウタイ			少々ショウショウお人ヒトよし。
いしかわ	石川イシカワ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊
いしばし	石橋イシバシ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊					漁師リョウシ		大根ダイコンのおかずについて不平フヘイを書カき、「軍事グンジ機密キミツ」と叱責シッセキされる。
いちまる	市丸イチマル　　光明ミツアキ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ			筑紫チクシ中学チュウガク卒ソツ	福岡市役所フクオカシヤクショ水道スイドウ課カ員イン
いのうえ	井上イノウエ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊					農民ノウミン		梅根ウメネ曹長ソウチョウと同郷ドウキョウ。
うえだ	上田ウエダ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン							鶏知ケチ町マチ
えとう   　  ようきち	江藤エトウ  　洋吉ヨウキチ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ志願シガン	中背チュウゼイ		尋常ジンジョウ高等コウトウ小学校ショウガッコウ卒ソツ	農民ノウミン	佐賀県サガケン神埼郡カンザキグン	二番目ニバンメの兄アニが戦死センシ。白水シロウズと同郷ドウキョウ。
きくち	菊池キクチ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ			小学校ショウガッコウ卒ソツ		厳原イズハラ近郊キンコウ
くろき   　　てつま	黒木クロキ  　鉄馬テツマ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ		26			福岡県フクオカケン八女郡ヤメグン	下戸ゲコ。妻帯者サイタイシャ。二歳ニサイの息子ムスコ。寡黙カモク。馬ウマ好スき。
こいずみ	小泉コイズミ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン
こばやし	小林コバヤシ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ			自動車ジドウシャ運転手ウンテンシュ	船フナ越村コシムラ	室町ムロマチと知シり合アい。
さがら	相良サガラ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	非ヒ厳原閥			小学校ショウガッコウ卒ソツ	町工場マチコウバの鋳物イモノ工コウ		班長ハンチョウの手入テイれ当番トウバン。
ささき	佐佐木ササキ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン						農民ノウミン
さとう	佐藤サトウ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン		厳ゲン原ハラ閥バツ			小学校ショウガッコウ卒ソツ		厳原イズハラ町チョウ
さの	佐野サノ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	准ジュン厳原閥			下関シモノセキ商業ショウギョウ卒ソツ			食卓ショクタク末席マッセキ組グに好意的コウイテキ。
さわやなぎ かずまさ	沢柳サワヤナギ  　一正イチマサ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ	巨漢キョカン	30過スぎ	厳ゲン原ハラ小学校ショウガッコウ・対馬ツシマ中学校チュウガッコウ	神戸市内コウベシナイ某ボウ商事ショウジ会社ガイシャ課長カチョウ	厳原町	神山カミヤマの小学校ショウガッコウ、白石シライシの中学チュウガク柔道ジュウドウ部ブの先輩センパイ。
しみず	清水シミズ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン		食卓ショクタク末席マッセキ組グ				大工ダイク
しょうげんじ  かげふみ	生源寺ショウゲンジ 景文カゲフミ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ	32	東京トウキョウ高等コウトウ師範シハン学校ガッコウ・東京トウキョウ理科大リカダイ中退チュウタイ	Ａ中学チュウガク国語コクゴ教師キョウシ→父チチの死亡シボウによって神主カンヌシになる。		妻ツマ、子供コドモ3人ニン。教養キョウヨウがあるが普段フダンはおとなしい。「普通フツウ名詞メイシ」を知シってる。
しろうず	白水シロウズ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ			尋常ジンジョウ高等コウトウ小学校ショウガッコウ卒ソツ	北九州キタキュウシュウ戸畑トバタ市シの町工場マチコウバの旋盤工センバンコウ	佐賀県サガケン神埼郡カンザキグン	『花ハナも嵐アラシも踏フみ越コえて』が好スき。江藤エトウと同郷ドウキョウ。
そねだ	曾根田ソネダ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ	27〜28		福岡市内フクオカシナイガス会社カイシャ職工ショッコウ		ソ連不敗論者だが共産主義者でない。ロシア民謡と『戦友』が好き。
たかくら　　ゆうじろう	高倉タカクラ    雄次郎ユウジロウ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ		30過スぎ	阪大ハンダイ工学部コウガクブ醸造ジョウゾウ学科ガッカ卒ソツ	厳ゲン原バラ町内チョウナイ酒造家シュゾウカ次男ジナン	厳原町	神山カミヤマの小学校ショウガッコウの先輩センパイ。妻帯者サイタイシャ。
たにむら　 あきとも	谷村タニムラ    明知アキトモ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ		20代前半ダイゼンハン	第五ダイゴ高校コウコウ・東大トウダイ経済ケイザイ学部ガクブ卒ソツ	三井ミツイ鉱山コウザン(株カブ)総務ソウム部ブ秘書課ヒショカ		村上ムラカミ中尉チュウイと高校コウコウで同期ドウキ。時々トキドキ東堂トウドウにおせっかい。
てづか	手塚テヅカ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊							ストーブの扱アツカいが下手ヘタ。
てらい	寺井テライ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二ダイニ分隊ブンタイ
とみた	富田トミタ啓治ケイジ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二ダイニ分隊ブンタイ	厳ゲン原ハラ閥バツ			長崎ナガサキ中学チュウガク卒ソツ	長崎ナガサキのデパート事務員ジムイン		班長ハンチョウの手入テイれ当番トウバン。
なかじま	中島ナカジマ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊
なかはら　 みちとし	仲原ナカハラ    三サン千セン年ネン	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン		食卓ショクタク末席マッセキ組グ		32	鉱山コウザン講習所コウシュウジョ	炭鉱タンコウの電気デンキ技手ギシュ		さっぱりした気性キショウ。「普通フツウ名詞メイシ」を知シっている。
なかむら	中村ナカムラ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン
のがみ	野上ノガミ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン
はしもと　しょうじ	橋本ハシモト    庄次ショウジ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン		食卓ショクタク末席マッセキ組グ	東堂トウドウより長身チョウシン		宮ミヤ小路コウジ尋常ジンジョウ小学校ショウガッコウ卒ソツ。	貧乏ビンボウ農家ノウカ。「隠カク坊ボウ」。熱田アツタ部落ブラク出身シュッシン	福岡県フクオカケン朝倉郡アサクラグン	東堂トウドウによく代筆ダイヒツを依頼イライ。東堂トウドウが貸カした下駄ゲタのことで上官ジョウカンに殴ナグられる。
はちだ　　　ただお	鉢ハチ田タ    忠男タダオ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ			炭鉱タンコウ労働者ロウドウシャ	川筋カワスジ	「何ナニ某ボウ」と呼ヨばれ馬鹿バカにされる。左ヒダリ頬ホホに火傷ヤケドの痕アト。
ふゆき  　  てるみ	冬木フユキ   照美テルミ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ		25		小倉市オグラシの印刷会社秀巧堂インサツガイシャシュウタクミドウの植字ショクジ工コウ→小ショウ印刷インサツ所ジョ雇用コヨウ	小倉コクラ	謎ナゾの過去カコをもつ。「普通フツウ名詞メイシ」を知シっている。
まつもと	松本マツモト	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊		小柄コガラ					若杉ワカスギと親シタしい。
むらた	村田ムラタ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第三分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ			床屋トコヤ	川筋カワスジ
むろまち	室町ムロマチ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第二分隊	食卓ショクタク末席マッセキ組グ	小柄コガラ	25		八幡ヤハタで印刻インコク職人ショクニン		鼻ハナをしかめる癖クセあり。狸タヌキ似ニの顔カオ。小林コバヤシと知己チキ。
よしわら　　としお	吉原ヨシワラ  　敏夫トシオ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ		30	法政ホウセイ大学ダイガク予科ヨカ中途チュウト退学タイガク	ブローカー	厳原町近郊キンコウ	東京トウキョウかぶれ。狐キツネ似ニの顔カオ。
わかすぎ　ゆうぞう	若杉ワカスギ   　友三ユウゾウ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ三班員イン	第一分隊	准ジュン厳ゲン原ハラ閥バツ	巨漢キョカン		小学校ショウガッコウ卒ソツ	出羽デワノ海ウミ部屋ベヤ「若杉ワカスギ山ヤマ」		兵士ヘイシは皆ミナ丸刈マルガりだが、特別トクベツに髷マゲを許ユルされる。
おの    　   しんたろう	小野オノ  　 信太郎シンタロウ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン					長崎ナガサキ高等コウトウ商業ショウギョウ学校ガッコウ			高倉タカクラと同級生ドウキュウセイ。白石シライシ少尉ショウイの先輩センパイ。
くまがや	熊谷クマガヤ	二等兵ニトウヘイ	第一ダイイチ班員ハンイン
さいとう	斎藤サイトウ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン
しまだ　 　  きよし	島田シマダ 　清キヨシ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン								城島ジョウジマ上等兵ジョウトウヘイと知シり合アい。
すえなが　しゅうじ	末永スエナガ  　修二シュウジ	二等兵ニトウヘイ	第一ダイイチ班員ハンイン								正真正銘ショウシンショウメイの「ガンスイ」。
せとぐち	�P戸口セトグチ	二等兵ニトウヘイ	第一ダイイチ班員ハンイン								仲原ナカハラの幼馴染オサナナジミ。まじめ。
なかつ	中津ナカツ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン
ふじま  　　せいじ	藤麻フジマ  　精二セイジ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン	班長ハンチョウの手入テイれ当番トウバン	東堂トウドウと同オナ武器ブキ担当タントウ			高等コウトウ小学校ショウガッコウ卒ソツ　逓信テイシン講習所コウシュウジョ卒ソツ	横浜ヨコハマの電信デンシン局キョク	佐賀県サガケン東松浦ヒガシマツウラ	まじめで頭アタマがよく陰日カゲヒなたない。白シラ水ミズの又マタ従弟イトコ。
やすこうち たけじ	安ヤス河内カワチ 武二タケジ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン	班長ハンチョウの手入テイれ当番トウバン
ゆあさ	湯浅ユアサ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン								銃剣ジュウケンの鞘サヤに傷キズが発生ハッセイ。すりかえられた？
よしむら   いへい	吉村ヨシムラ伊平イヘイ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ一１班員イン	第ダイ三サン分隊
うめはら　　なつお	梅原ウメハラ夏生ナツオ	二等兵ニトウヘイ	第二ダイニ班員ハンイン					東大トウダイ			即日ソクジツ帰郷キキョウを命メイぜられる。
かわかみ　ゆういち	川上カワカミ　　　悠一ユウイチ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ二ニ班員イン								「下関シモノセキ要塞ヨウサイ重ジュウ砲兵ホウヘイ連隊レンタイ（下シタ重ジュウ）」に転属テンゾク
さた	佐田サタ	二等兵ニトウヘイ	第二ダイニ班員ハンイン		東堂トウドウと同オナ武器ブキ担当タントウ
たけうち	竹内タケウチ	二等兵ニトウヘイ	第二ダイニ班員ハンイン
はやかわ	早川ハヤカワ	二等兵ニトウヘイ	第二ダイニ班員ハンイン
やの	矢野ヤノ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ二ニ班員イン
やまぐち	山口ヤマグチ	二等兵ニトウヘイ	第ダイ二ニ班員イン
あおやま	青山アオヤマ吾ゴ市イチ	二等兵ニトウヘイ									病弱ビョウジャクのゆえ召集ショウシュウ解除カイジョ
こうの	河野コウノ順吉ジュンキチ	二等兵ニトウヘイ									病弱ビョウジャクのゆえ召集ショウシュウ解除カイジョ
さいとう	斉藤サイトウ武夫タケオ	二等兵ニトウヘイ									病弱ビョウジャクのゆえ召集ショウシュウ解除カイジョ
まえの     かつじ	前野マエノ勝二カツジ	二等兵ニトウヘイ	現役ゲンエキ初年兵ショネンヘイ						出羽デワノ海ウミ部屋ベヤ「唐津カラツ光ヒカリ」
うえむら　　てるひろ	植村ウエムラ照宏ショウコウ	一等兵イットウヘイ	中隊チュウタイ事務室ジムシツ勤務キンム		生源寺ショウゲンジと知己チキ		36	Ｋ中チュウ、五高ゴコウ理リ、京大工学部機械学科キョウダイコウガクブキカイガッカ中退チュウタイ	福岡県立フクオカケンリツＡ中学チュウガク数学スウガク教師キョウシ→県立ケンリツＫ中学チュウガクへ転任テンニン	長崎市外ナガサキシガイ	神経シンケイ衰弱スイジャク症ショウのため大学ダイガクを中退チュウタイ、療養リョウヨウ→健康ケンコウ。文芸ブンゲイの教養キョウヨウ。字ジが上手ジョウズ。
さかい	酒井サカイ	一等兵イットウヘイ	中隊チュウタイ当番トウバン
ともた   　  でんべえ	友田トモダ　   伝兵衛デンベイ	一等兵イットウヘイ	指揮シキ班ハン事務室ジムシツ					ソルボンヌ大学ダイガク	カトリック系ケイ私学シガク「晨シン星セイ」中学チュウガク校長コウチョウ
むらさき　　そうへい	村崎ムラサキ  　宗平ソウヘイ	一等兵イットウヘイ	第ダイ三班附フ　既教育召集兵	第三分隊			32〜33		炭鉱タンコウ労働者ロウドウシャ。鍛冶屋カジヤ。		西郷サイゴウ隆盛タカモリ似ニ。「万年マンネン一等兵イットウヘイ」「ガンスイ」と呼ヨばれる。
やまもと	山本ヤマモト	一等兵イットウヘイ	中隊チュウタイ当番トウバン
よこやま	横山ヨコヤマ	一等兵イットウヘイ	炊事スイジ専門センモン
ごんどう　　ひさし	権藤ゴンドウ　　  久志ヒサシ	一等兵イットウヘイ			冬木フユキ関係カンケイ				鉄工所テッコウジョ工員コウイン	八幡ヤハタ	権藤ゴンドウ上等兵ジョウトウヘイの従弟イトコ。
あびる	阿比留アビル　清武キヨタケ	上等兵ジョウトウヘイ
いさおか	諫イサム岡オカ	上等兵ジョウトウヘイ	被服ヒフク掛カカリ
かみやま　　ゆたか	神山カミヤマ　豊ユタ	上等兵ジョウトウヘイ	第ダイ三班附フ　現役ゲンエキ三年サンネン兵ヘイ	第二分隊	厳ゲン原ハラ閥バツ		23	厳ゲン原ハラ高等コウトウ小学校ショウガッコウ卒ソツ　専アツム検ケン合格ゴウカク　早ハヤ大オオ専アツム校コウ外ガイ修オサム	京キョウ城シロで大企業ダイキギョウに勤務キンム	厳原町	長男チョウナン。中途チュウト半端ハンパな学歴ガクレキを鼻ハナにかけ、インテリぶる。
きむら	木村キムラ	上等兵ジョウトウヘイ	二ニ年度ネンド士官シカン候補者コウホシャ	臨時リンジ教育キョウイク掛カカリ助手ジョシュ
ごんどう　　よしお	権藤ゴンドウ　　義男ヨシオ	上等兵ジョウトウヘイ	階上カイジョウ班ハンホ班ハン　既スデ教育キョウイク兵ヘイ		小林コバヤシの兄アニと知己チキ	大柄オオガラ	30前後ゼンゴ		土建屋ドケンヤ勤務キンム	八幡ヤハタ	赤アカら顔ガオ、うるさ型ガタ。入イれ墨ズミ。見ミるからに意地悪イジワル。権藤ゴンドウ一等兵イットウヘイの従兄イトコ。
しま	島シマ	上等兵ジョウトウヘイ	医務室イムシツ
じょうじま	城島ジョウジマ	上等兵ジョウトウヘイ	本部ホンブ動員ドウイン室シツ勤務キンム								島田シマダ二等兵ニトウヘイと知シり合アい。
じんぐう	神宮ジングウ広道ヒロミチ	上等兵ジョウトウヘイ
せき	関カン	上等兵ジョウトウヘイ	第ダイ二ニ班附フ　現役ゲンエキ二ニ年ネン兵ヘイ	第一ダイイチ分隊ブンタイ		長身チョウシン					浅黒アサグロい顔色カオイロ、やくざめいた目メ癖グセ。
たくしま	宅島タクシマ良正ヨシマサ	上等兵ジョウトウヘイ	第ダイ二ニ班附フ
つちや	土屋ツチヤ	上等兵ジョウトウヘイ	中隊チュウタイ事務室ジムシツ勤務キンム
つぼうち	坪内ツボウチ	上等兵ジョウトウヘイ	第ダイ一イチ班附ツ
とおやま	遠山トオヤマ	上等兵ジョウトウヘイ	営舎エイシャ掛ガカリ兼ケン歩哨ホショウ掛ガカリ
なかがわ	中川ナカガワ	上等兵ジョウトウヘイ	現役ゲンエキ三年サンネン兵ヘイ	炊事スイジ専門センモン					やくざ		傷害罪ショウガイザイで懲役チョウエキの前科ゼンカ。
ながさわ	永沢ナガサワ広ヒロシ志ココロザシ	上等兵ジョウトウヘイ	第ダイ一イチ班附ツ
なかたに	仲谷ナカタニ	上等兵ジョウトウヘイ
のぐち	野口ノグチ	上等兵ジョウトウヘイ	陣営ジンエイ具グ掛カカリ助手ジョシュ
はんだ	半田ハンダ	上等兵ジョウトウヘイ	郵便ユウビン掛カカリ
まえだ	前田マエダ	上等兵ジョウトウヘイ	二ニ年度ネンド士官シカン候補者コウホシャ	臨時リンジ教育キョウイク掛カカリ助手ジョシュ
まつお	松尾マツオ	上等兵ジョウトウヘイ	面メン天テン奈ナ衛兵エイヘイ営舎エイシャ掛カカリ兼ケン歩哨ホショウ掛カカリ
まつだ	松田マツダ	上等兵ジョウトウヘイ	エ班ハン
まつむら	松村マツムラ	上等兵ジョウトウヘイ	現役ゲンエキ三年サンネン兵ヘイ								陰湿インシツな嫌イヤがらせ。
おかもと	岡本オカモト	兵長ヘイチョウ		戦地センチ下カ番バン							広田ヒロタの自殺ジサツ死体シタイを発見ハッケン。
かきもと	柿本カキモト  　　敏朗トシロウ	伍長ゴチョウ	階上カイジョウ班ハンエ班ハン附ツ		東堂トウドウにシンパシー	中肉チュウニク中背チュウゼイ	39〜40	対馬ツシマ中学チュウガク、高校コウコウ、大学ダイガク	大東ダイトウ日日ニチニチ新聞社シンブンシャ中京チュウキョウ支社シシャ整理セイリ部ブ勤務キンム		東堂トウドウの先輩センパイ我妻ワガツマの友人ユウジン。父親チチオヤが当地トウチの郵便ユウビン局長キョクチョウ。好人物コウジンブツ。元モト左翼サヨク。「良質リョウシツ転向者テンコウシャ」。
かたぎり	片桐カタギリ	伍長ゴチョウ	陣営ジンエイ具グ掛カカリ班長ハンチョウ				39〜40	対馬ツシマ中チュウ、佐賀サガ高ダカ文ブン乙オツ、東大トウダイ独文ドクブン			「センメエハラレ」（鉄面皮テツメンピ）　元モト左翼サヨク。悪質アクシツな転向者テンコウシャ。
なかい	中井ナカイ由夫ヨシオ	伍長ゴチョウ
ひろた	広田ヒロタ	伍長ゴチョウ					33〜34				「戦病死センビョウシ」（41年ネン12月ガツ30日ニチ厠カワヤで首吊クビツり自殺ジサツ）
みしま	三島ミシマ	伍長ゴチョウ									幹部カンブ候補生コウホセイ
もんま	門馬モンマ	伍長ゴチョウ
いとう	伊藤イトウ	軍曹グンソウ	第三ダイサン中隊チュウタイ兵器ヘイキ掛カカリ
いわがしら	岩イワ頭ガシラ	軍曹グンソウ	中隊チュウタイ被服ヒフク掛カカリ班長ハンチョウ
おおまえだぶんしち	大オオ前田マエダ 文七ブンシチ	軍曹グンソウ	第ダイ三班長	第一分隊			30〜31		農民ノウミン		戦争センソウ目的モクテキは「殺コロして分捕ブンドること」。自ミズカらの虐殺ギャクサツ体験タイケンを広言コウゲンしてはばからない。
かわさき	川崎カワサキ	軍曹グンソウ
くぼ	久保クボ	軍曹グンソウ	兵器ヘイキ掛カカリ						床屋トコヤの見習ミナラい
さかいで	坂出サカイデ	軍曹グンソウ	風紀フウキ衛兵エイヘイ指令シレイ
たなか	田中タナカ	軍曹グンソウ	第ダイ二ニ班長
てらおか	寺岡テラオカ	軍曹グンソウ
つきがた	月形ツキガタ	軍曹グンソウ	炊事スイジ班長ハンチョウ	戦地センチ下カ番バン				高等コウトウ小学校ショウガッコウ	煎茶センチャ行商人ギョウショウニン
にしむら　　きくさぶろう	西村ニシムラ　 　菊三郎キクサブロウ	軍曹グンソウ	元モト第ダイ三班長								発病ハツビョウ・入院ニュウイン。
にた	仁多ニタ　　朝雄アサオ	軍曹グンソウ	第ダイ一イチ班長				31〜2				一見イッケン好男子コウダンシ風フウ。
ひろた	広田ヒロタ	軍曹グンソウ	経理ケイリ					高等コウトウ商業ショウギョウ卒ソツ			広田ヒロタ伍長ゴチョウに妻ツマの浮気ウワキを告ツげる。
ふじさわ	藤沢フジサワ　　浩二コウジ	軍曹グンソウ
やまお	山尾ヤマオ	軍曹グンソウ	部隊ブタイ本部ホンブ事務室ジムシツ
うめね	梅根ウメネ	曹長ソウチョウ	庶務ショム掛カカリ						大工ダイクの弟子デシ		農家ノウカの三男サンナン。
いわま	岩間イワマ	准尉ジュンイ									堀江ホリエ隊長タイチョウの妻ツマの妹婿イモウトムコ
やまなか	山中ヤマナカ	准尉ジュンイ	人事ジンジ掛カカリ				35〜6				桃太郎モモタロウのような顔立カオダち。
あだち	足立アダチ	少尉ショウイ	連隊レンタイ本部ホンブ
さえき	佐伯サエキ	少尉ショウイ	初年兵ショネンヘイ部隊ブタイの教官キョウカン
しらいし	白石シライシ     正男マサオ	少尉ショウイ	重砲兵ジュウホウヘイ教官キョウカン　現役ゲンエキ三年サンネン兵ヘイ				23	厳ゲン原バラ中学チュウガク卒ソツ	厳ゲン原バラ町マチの郵便局ユウビンキョク勤務キンム		中学校チュウガッコウ柔道ジュウドウ部ブで沢柳サワヤナギの後輩コウハイ。
むらかみ	村上ムラカミ	少尉ショウイ	二年度ニネンド乙種オツシュ幹部カンブ候補生コウホセイ教官キョウカン				20代ダイ前半ゼンハン	第五ダイゴ高校コウコウ文科ブンカ2年ネン→陸リク軍グン士官シカン学校ガッコウ		熊本県クマモトケン	美声ビセイ。剣道ケンドウ二段ニダン。谷村タニムラと高校コウコウで同期ドウキ。清廉セイレン潔白ケッパクな理想リソウ主義シュギ者シャ。
かわぐち	川口カワグチ	中尉チュウイ	連隊レンタイ経理ケイリ委員イイン
しながわ	品川シナガワ　 　朝夫アサオ	中尉チュウイ	軍医グンイ				29〜30	F高コウ・九大キュウダイ卒ソツ			東堂トウドウの学校ガッコウの先輩センパイ。F高コウ野球ヤキュウ部員ブインとしても先輩センパイ。
ふじた	藤田フジタ	中尉チュウイ	連隊レンタイ副官フクカン
ほりえ   　　たへい	堀江ホリエ     太平タヘイ	中尉チュウイ	本部ホンブ控置部隊長ブタイチョウ				43〜44	小学校ショウガッコウ卒ソツ	兵卒ヘイソツから成ナり上アがった職業ショクギョウ軍人グンジン。特務トクム曹長ソウチョウから戦傷センショウのため少尉ショウイに「特進トクシン」	対馬ツシマ下島シタシマ	「死シ節セツ時ジ」が口癖クチグセ。高利コウリ貸ガしのような風貌フウボウ。貧乏ビンボウ漁夫ギョフの息子ムスコ。
うらがみ	浦上ウラガミ	大尉タイイ	指揮シキ班ハン長チョウ
わかつき　ふじお	若月ワカツキ　　不二男フジオ	大佐タイサ
ゆあさ	湯浅ユアサ	憲兵ケンペイ中尉チュウイ			柿本カキモト関係カンケイ				厳原イズハラ憲兵ケンペイ隊タイ
たけたに	竹谷タケタニ	官憲カンケン			東堂トウドウ関係カンケイ				官憲カンケン
まつだ	松田マツダ	中尉チュウイ			東堂トウドウ関係カンケイ				F高ダカ　軍事グンジ教練キョウレン担当タントウ教官キョウカン
民間人ミンカンジン
ふりがな	名前ナマエ				グループ	体格タイカク	年齢ネンレイ	学歴ガクレキ	職歴ショクレキ	出身地シュッシンチ	その他タの特徴トクチョウ
あかし	明石アカシ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞社シンブンシャ編集ヘンシュウ部員ブイン		東堂トウドウの同僚ドウリョウ。
あきづき　　ごろうた	秋アキ月ツキ  五郎ゴロウ太タ				東堂トウドウ関係カンケイ				F高コウ文ブン二２乙オツ組クミ主任シュニン		翻訳家ホンヤクカ、作家サッカ。
あんどう　　じろう	安藤アンドウ　　次郎ジロウ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン社シャ地方チホウ部ブ
いとう	伊藤イトウ				東堂トウドウ関係カンケイ			夜間ヤカン中学チュウガク中退チュウタイ	大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン汽キ缶カン室シツ勤務キンム		気キさく。杉山スギヤマと親シタしい。
うらざと　　　とうう	浦里ウラサト  冬トウ雨ウ				東堂トウドウ関係カンケイ				F高コウ文ブン二２甲コウ組グ主任シュニン		夏目ナツメ漱石ソウセキの弟子デシ、詩人シジン。
さいじょう　まひと	西条サイジョウ　　真人マヒト				東堂トウドウ関係カンケイ			F高校コウコウ卒ソツ・東大トウダイ文学部ブンガクブ社会シャカイ学科ガッカ	日本ニホン共産党キョウサントウに加入カニュウ・非合法ヒゴウホウ活動カツドウに従事ジュウジ		1932年ネン治安維持法チアンイジホウ違反イハンで逮捕タイホ・1934年ネン獄死ゴクシ。
さいじょう　　ゆぎえ	西条サイジョウ  靫負マ				東堂トウドウ関係カンケイ		25	福岡県立フクオカケンリツD中学チュウガク・F高ダカ・京大キョウダイ経済ケイザイ学部ガクブ	兄アニ真人マヒトと同様ドウヨウの非合法ヒゴウホウ活動カツドウに従事ジュウジ		東堂トウドウの親友シンユウ。真人マヒトの弟オトウト。マルクス主義シュギ者シャ。1943年ネン獄死ゴクシ。
さかだ	坂サカ駄ダ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン逓送テイソウ部ブ
しおた	潮田シオタ				東堂トウドウ関係カンケイ		当時トウジ27〜8		大東ダイトウ日日ニチニチ新聞社シンブンシャ販売ハンバイ部員ブイン		「小市民的ショウシミンテキ」を「コシミンテキ」と読ヨむ。
すぎやま　せつお	杉山スギヤマ  節ブシ士シ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞社シンブンシャ西海サイカイ支社シシャの活版カッパン部員ブイン		東堂トウドウの友人ユウジン・同僚ドウリョウ。潮田シオタとも親シタしい。
たかはし	高橋タカハシ				東堂トウドウ関係カンケイ		当時トウジ37〜8		県立ケンリツS中学チュウガク国語コクゴ教師キョウシ→県立ケンリツＭ中学チュウガクへ転勤テンキン		東堂トウドウの父チチの弟子デシ（？）「偶々タマタマ」を「グウグウ」と読ヨむ
たちばな　　　しずこ	立花タチバナ  静子シズコ				東堂トウドウ関係カンケイ		当時トウジ14	F高等コウトウ女学校ジョガッコウ2年ネン(当時トウジ）	立花タチバナ内科ナイカ小児科ショウニカ医院イイン娘ムスメ。長兄チョウケイF高コウ2年ネン次兄ジケイＳ中チュウ5年ネン。		東堂トウドウの初恋ハツコイの少女ショウジョ。
てらお	寺尾テラオ				東堂トウドウ関係カンケイ				F高ダカ倫理学リンリガク教授キョウジュ		F高校コウコウの生徒セイト主事シュジ。
とうどう　　　くにつぐ　（しょうとう）	東堂トウドウ 国継クニツグ　（松マツ濤ナミ）				東堂トウドウ関係カンケイ				企クワダ救農学校キュウノウガッコウと城野実科シロノジッカ女学校ジョガッコウの教師キョウシ		東堂トウドウの父チチ。剣道ケンドウ四段４ダン。酒豪シュゴウ。刀カタナ傷キズ。古武士コブシ的テキ教養キョウヨウと義侠心ギキョウシン。40年秋ネンアキ死去シキョ。
とうどう　　　よへい	東堂トウドウ　与平ヨヘイ				東堂トウドウ関係カンケイ						東堂トウドウの祖父ソフ
はまぐちたみこ（ちょうこ）	浜口ハマグチ民子タミコ（蝶チョウ子コ）				東堂トウドウ関係カンケイ				「安芸アキ」の仲居ナカイ
まきの　　　けんじ	牧野マキノ　謙二ケンジ				東堂トウドウ関係カンケイ			「左翼サヨク」学生ガクセイ			官憲カンケンに屈服クップクし自白ジハク
まつおか　ただし	松岡マツオカ　　正タダシ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン社シャ活版カッパン部員ブイン
みしま	三島ミシマ（女性ジョセイ）				東堂トウドウ関係カンケイ				三島ミシマ候補生コウホセイの実母ジツボ		「安芸アキ」の女性ジョセイの叔母オバ
やすたけ　けんぞう	安武ヤスタケ　賢三ケンゾウ				東堂トウドウ関係カンケイ		23	県立ケンリツF中学チュウガク			東堂トウドウの中学チュウガク時代ジダイの親友シンユウ
やすたけしゅういち	安武ヤスタケ　秀一シュウイチ				東堂トウドウ関係カンケイ			九大キュウダイ法文ホウブン学ガク文科ブンカ卒ソツ	九大キュウダイ英文学エイブンガク研究室ケンキュウシツ助手ジョシュ		賢三ケンゾウの兄アニ。多オオくの蔵書ゾウショを東堂トウドウに貸カす。
やまざき　みちあき	山崎ヤマザキ　　道明ミチアキ				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン社シャ校閲コウエツ部ブ
わがつま　むねゆき	我妻ワガツマ　宗行ムネユキ				東堂トウドウ関係カンケイ		30ぐらい	山口ヤマグチ高校コウコウ卒ソツ、東ヒガシ大ダイ文学部ブンガクブ英文科エイブンカ	出版社シュッパンシャ、中学チュウガク英語エイゴ教師キョウシ、大東ダイトウ日日ニチニチ大阪オオサカ本社ホンシャ社会シャカイ部ブ		非合法ヒゴウホウ活動カツドウに従事ジュウジ→検挙ケンキョ→転向テンコウ。東堂トウドウに親愛感シンアイカン。柿本カキモトの親友シンユウ。
	「彼女カノジョ」				東堂トウドウ関係カンケイ			女子ジョシ専門センモン学校ガッコウ	おじの経営ケイエイする牡蠣カキ料理屋リョウリヤ「安芸アキ」に勤務キンム。	広島ヒロシマ	夫オット・胎児タイジ・両親リョウシンと死別シベツ。東堂トウドウの「情事ジョウジ」の相手アイテ。
	東堂トウドウの亡ボウ母ハハ				東堂トウドウ関係カンケイ				博多ハカタ絞シボりの内職ナイショク		二ニ男オトコ・一女イチジョを生ウむが生後セイゴすぐ死亡シボウ。40歳の時東堂太郎タロウを生む。
	Z				東堂トウドウ関係カンケイ				大東ダイトウ日日ニチニチ新聞シンブン社シャ社員シャイン		「反骨ハンコツ・反俗ハンゾク・反ハン幹部カンブ・独立独歩ドクリツドッポ」を標榜ヒョウボウ
ありた　　　たつお	有田アリタ　　辰生タツオ				冬木フユキ関係カンケイ		30代ダイ半ナカば		弁護士ベンゴシ		進取的シンシュテキ、自由ジユウ主義的シュギテキ。
くるしま	久留島クルシマ				冬木フユキ関係カンケイ						冬木フユキの小学校ショウガッコウの担任タンニン。
さかい　　　きみあき	酒井サカイ　公明キミアキ				冬木フユキ関係カンケイ				八幡ヤハタ製鉄セイテツ所ショ仕上シアげ工コウ		酒井サカイ恒良ツネヨシの兄アニ。
さかい　　　つねよし	酒井サカイ　　恒ツネ良ヨ				冬木フユキ関係カンケイ				鉄工所テッコウジョ工員コウイン	八幡ヤハタ
ささもり　　　ゆうじ	笹森ササモリ　雄治タケジ				冬木フユキ関係カンケイ				鉄工所テッコウジョ工員コウイン
たむら　　　きくよ	田村タムラ　菊代キクヨ				冬木フユキ関係カンケイ		当時トウジ24			福岡県フクオカケン	旧姓キュウセイ松本マツモト。両親リョウシン、兄アニ死亡シボウ。弟オトウト出征中シュッセイチュウ。夫オット戦死センシ。
つのだ　　　はるお	角田ツノダ　春生ハルオ				冬木フユキ関係カンケイ				鉄工所テッコウジョ工員コウイン	小倉コクラ
ふゆき　　　とみきち	冬木フユキ　富吉トミキチ				冬木フユキ関係カンケイ				自転車屋ジテンシャヤ	福岡県フクオカケン	冬木フユキの父チチ。
ふゆき　　　とめこ	冬木フユキ　　トメコ				冬木フユキ関係カンケイ				下女ゲジョ奉公ボウコウ、酌婦シャクフ→結婚ケッコン	長崎県ナガサキケン	冬木フユキの母ハハ。
みやもと　　　たみこ	宮本ミヤモト　　民子タミコ				冬木フユキ関係カンケイ		当時トウジ21
いまむら　　　こうじ	今村イマムラ  孝次コウジ				生源寺ショウゲンジ関係カンケイ			東京トウキョウ高等コウトウ師範シハン学校ガッコウ	大分県オオイタケンの教師キョウシ、校長コウチョウを歴任レキニン。実践ジッセン女学校ジョガッコウ設立セツリツ。	大分県オオイタケン	生源寺ショウゲンジの父チチの友トモ。41年ネン死シ。
しょうげんじ　さよこ	生源寺ショウゲンジ　小夜子サヨコ				生源寺ショウゲンジ関係カンケイ				福岡県フクオカケン浮羽郡ウキハグン峯ミネ春村ハルムラ峯ミネ北キタの「賀茂カモ神社ジンジャ」		生源寺ショウゲンジの妻ツマ。
しょうげんじしゅうざん	生源寺ショウゲンジ　船山フナヤマ				生源寺ショウゲンジ関係カンケイ						生源寺ショウゲンジの曽祖父ソウソフ。
しょうげんじもとみち	生源寺ショウゲンジ　基道モトミチ				生源寺ショウゲンジ関係カンケイ						生源寺ショウゲンジの父チチ。
いうら　　　しょうごろう	井イ浦ウラ　正ショウ五郎ゴロウ				橋本ハシモト関係カンケイ						福岡フクオカ連帯レンタイ爆破バクハ陰謀インボウ事件ジケン「共謀者キョウボウシャ」一人ヒトリ。獄中死ゴクチュウシ。
いうら　　　すえこ	井イ浦ウラ　スエ子コ				橋本ハシモト関係カンケイ				夫オットの死後シゴ「酌婦シャクフ」として大陸タイリクに渡ワタり、行方ユクエ不明フメイ。		正ショウ五郎ゴロウの妻ツマ。橋本ハシモト庄次ショウジの母ハハの妹イモウト。
さかもと　　　ごいち	坂本サカモト　吾市ゴイチ				橋本ハシモト関係カンケイ				熱田アツタ部落ブラク出身シュッシンの「隠坊」	福岡県フクオカケン	橋本ハシモト庄次ショウジの同郷人ドウキョウジン。
はしもと　　　とめきち	橋本ハシモト　留吉トメキチ				橋本ハシモト関係カンケイ				熱田アツタ部落ブラク出身シュッシンの「隠坊」	福岡県フクオカケン	橋本ハシモト庄次ショウジのおじ。
きよずみ	清住キヨズミ				江藤エトウ関係カンケイ					高千穂タカチホ	父親チチオヤが「隠カク坊ボウ」。
	不明フメイ（女性ジョセイ）				大オオ前マエ田ダ関係カンケイ		28〜29		魚屋サカナヤの娘ムスメ	竹敷タケシキ	「元モトミス竹敷タケシキ」と呼ヨばれる。離婚リコン暦レキあり。
かきもと　　しゅうじ	柿本カキモト　　秀治シュウジ				柿本カキモト関係カンケイ			Ｆ高コウ文科ブンカ甲コウ類ルイ、京大キョウダイ法学部ホウガクブ			柿本カキモト伍長ゴチョウの弟オトウト。Ｆ高コウ野球ヤキュウ部員ブイン。品川シナガワの友人ユウジン。戦死センシ。
かきもと　　すみこ	柿本カキモト　澄子スミコ				柿本カキモト関係カンケイ						柿本カキモト伍長ゴチョウの末スエの妹イモウト。
つかもと　しゅういち	塚本ツカモト　周一シュウイチ				片桐カタギリ関係カンケイ			佐賀サガ高校コウコウ文ブン乙オツ、東大トウダイ独文ドクブン			学生ガクセイ時代ジダイ左翼サヨク、現在ゲンザイは満州マンシュウで国クニのために「ばりばり」。
	不明フメイ（女性ジョセイ）									対馬ツシマ	子馬コウマに乗ノっていた。
	不明フメイ（女性ジョセイ）									対馬ツシマ	子馬コウマに乗ノる。美人ビジン。
	不明フメイ（女性ジョセイ）						若ワカい			大船越オオフナコシ	餅モチをついていた。
	不明フメイ（女性ジョセイ）						年長ネンチョウ			大船越オオフナコシ	兵隊ヘイタイに餅モチを振舞フルマう。
	不明フメイ（女性ジョセイ）						約ヤク20		「天テン福フク」従業員ジュウギョウイン		きびきびした娘ムスメ