キューバツアー報告会[報告集]
キューバツアー報告

2009.4.29.Y.O

スケジュール (ハバナで過ごしました)
 ・26日 医療(保健省広報部の話、ポリクリニコ・ファミリードクター・ラテンアメリカ医科大学)視察
 ・27日 都市農園見学(3か所)、農業市場・配給所・革命広場見学、サンタ・フェ・ソーシャル・クラブ訪問
 ・28日 観光(ヘミングウェイ博物館・モロ要塞・革命博物館見学)、懇談(保健省広報部と)
 ・29日 観光(ラム酒博物館)

内容: 視察の一場面(保健省・ポリクリニコ・ラテンアメリカ医科大学・農園)
     革命博物館や革命支援者(農園)を通じキューバの簡単な歴史
     通訳の話から熱いキューバ人の姿
     街・市場・風景・食べ物・音楽、感想
     *その他:「キューバン5」(米国に不当に囚われたキューバ人)がいたり、格差もありました。

【約30分のVTR紹介】
●プロローグ
・キューバ到着 空港写真 暗い
・おみやげ 袋詰め写真 ご協力ありがとうございましたm(_ _)m
・ホテルからの風景 都会
・ホテルの朝食 豊富なメニュー

●医療視察
・保健省広報部

・ポリクリニコ
(地区診療所)

・ファミリードクター

・ラテンアメリカ医科大学
その方は医師だった
スライドを使用し、キューバ医療の成果について話された
施設・医師・歯科の紹介
医学生のパソコン実習、何科の医師を希望してる?インタビュー
希望が叶うのか? その時の必要性と能力次第だという
職員紹介(アシスタントと研修医、看護師)
地区全員の健康状態を把握 その分類を表にしている
海外支援の1つとして無料で医師を養成 食費や衣服も支給している
実際にいる学生の国旗
1999年11月オープン 18カ国から留学
キューバは何ができるか? 他の政府に忘れられた地域の人のための医師養成ができる!
医師養成プログラムの中で一番大切なのは? 基本的知識を与えること 現場でその知識を使って仕事すること
現場では診断する機器も無い それでも医師が必要だから知識が大切
ここでの卒業証書は国際医療機関に認められている

●都市農園見学
・一人目





・二人目    
収穫した野菜の販売所
肥料・虫よけの工夫 *虫よけは、ひまわりとマリーゴールドなど、混作
堆肥作りの実際  残った葉物を砕き糞と混ぜて発酵 捨てる物はない
熱を逃がすように筒をさしている
キューバ人のハエよけの知恵
水やりの実際
定年後農園の経営者は革命の支援者だった! 「必要な革命だったから」
これからのキューバは?「大丈夫!」 ・私の使命は若者に伝えること
とても力強い握手だった

●街中で見かける像は「ホセ・マルティー」
・ホセ・マルティーは、長引く独立戦争の指導者の一人 何が一番大切かを思い出させてくれた
・通学途中で花を添える子供もいる

●革命広場
・カストロも来るというメーデーの大会会場 ホセマルティーの像が正面中心にある 
・ホセ・マルティーをみつめるようにあるゲバラの絵
・カストロ暗殺計画を阻止するため、キューバを愛するキューバ人が反革命組織に潜入。爆破計画を暴いた。しかし、なぜか暗殺計画に加わったとされ禁固刑100年で刑務所に囚われているという。
・今世界中でその解放運動が盛り上がってきている。
・ホセ・マルティーについて 「キューバで1番、1番愛されている人」と熱く語る

●農業市場
・活気あふれる市場
・野菜が豊富にあった
・キューバ人のための市場なので、キューバペソでやり取りをしている
外国からの観光の人では、キューバペソの20倍程度で取引ができるそう
*観光では兌換ペソという通貨単位を使用。1兌換ペソは24キューバペソ。

●配給所
・服・石鹸は2〜3年前から配給でなくなった
・配給だけで食べていけるのか? それだけでは厳しいと言われていた

●日系人の農家
・女性の父親が新潟県から移民 父亡きあと経営者に 今は息子が経営者 案内人は娘婿で20歳!
・肥料をまいたところ 虫食いの葉もあった
・いちごに挑戦
・ハチも労働者の一員です
・ミミズの土は高品質
・収穫後の残り物を堆肥に 残り物を入れている袋たち
・販売人は娘さん 二十歳!
・手作り昼食をごちそうになる 食事中は鶏の鳴き声や、マンゴーが木から落ちる音で賑わっていた
・農業での困難は? 「ない、大好きな仕事だから」 その問に対し、首をかしげる姿が印象的

●街をきれいにするプロジェクト
・費用はすべて自己資産 政府はテレビなどを使いモラルサポートをしている

● サンタ・フェ・ソーシャル・クラブ(老人クラブ)
・あたたかく迎え入れられた
・今年一番輝いているおばあさんに花束とカチューシャが贈られた
・たくさんのお年寄りたちが美声を披露してくれた
・私たちの中からも一番輝いている人に花束とカチューシャが贈られた
・歌に、踊りに楽しい時を過ごした
・私たちも踊り、歌を披露した

●街の音
・コヒーマルでミュージシャンが!  音楽をお楽しみください 
・人を楽しませるのが上手でした 思わず兌換ペソを渡しています

●旧市街を歩く
・トラブルで精神がやられたキューバ市民ですが、みんなから慕われ像ができた
 今でも慕われ、ひげと手が金色になっている
・15歳になると、ドレスを着てみんなにお披露目する習慣がある(スペインの風習が残っている)
・宗教はカトリックが多い、次に多いのはキューバアフリカ宗教
・芸術家と出会う  今、ハバナではラテンアメリカから芸術家が集まり、芸術の展示
「ビエンナーレ」が開催中。ハバナ各地で展示がされる。こちらでも準備中!

●モロ要塞
・ここでも「ビエンナーレ」(芸術家の展示会)の一つがあった
・搾りたて実演のサトウキビジュース屋さん
・ハバナで最もきれいな景色場面
・革命後、教室として使用されていた建物
・芸術家の展示の1つを紹介

●革命博物館
・入口には、銃の跡がある。1957年3月13日、腐敗したバティスタ政権を倒すため、大学生らが襲撃した跡だった。
・通訳の話(要旨):キューバの原住民をひどく扱うスペイン人、そして殆どの原住民は死んでしまった。すると、スペインはコンゴから強制連行した奴隷を使用。そうするうちにキューバ人としての意識が高まってきた。奴隷を解放する人があらわれ、スペインからの独立戦争が1868年から開始された。30年後アメリカの干渉でキューバは独立するが、汚職がはこびり、市民の暮らしは良くならない。国民は弾圧的な政府と闘う。40年代もひどい。バティスタ政権もひどい。市民の不満が高まる。
・そんな中ゲバラたちが行ったサンタクララでの列車襲撃(人を大切に扱うゲバラ、バティスタ政権のトップは逃亡)
・カストロやゲバラたちがハバナに到着したときの絵
・カストロやゲバラたち82人をキューバに運んだ20人乗りのグランマ号
・革命30年のメモリアル「革命のヒ」

●是永さん宅で夕食会 ポリティージャ医師と懇談 *是永さんはキューバの日本大使館に勤めていた
・海外へ派遣される医師の心情は? キューバ人の感覚は助け合いの精神と冒険心が強い
・胎児の遺伝子診断で中絶の選択の実際は? 教育レベルが高いので現実的に両親が決断 など

●ラム酒博物館(プランテーションで働かされる奴隷の搾取を学ぶ)
・ラム酒とオレンジのカクテルを作っている
・奴隷に対する扱いはひどいもの。足かせは常にあった。逃亡すると網に捕えられる。

●文字(感想):「自分のためでなく、他人のために生きる」普通に聞かれるキューバ それは、歴史の真実を知り、自然と育まれる お金はないけど工夫がある 物も無いけど 教養がある そんなキューバの 医療・都市農園・老人の家 そして自己選択できる教養の源 革命博物館・ラム酒博物館・革命広場・要塞などを見学 キューバ人の通訳とお話をする中で キューバが直面している困難に 高い教養と民意でもって 前向きに現実的に立ち向かっている姿を見ることができました。

●エピローグ
・私たちをみて手を振る小学生(学校)
・写真:テロを阻止したのに囚われているキューバ人の解放を訴えるポスター
・写真:兌換ペソのスーパー  観光客にとってキューバに不足はなかった
 1兌換ペソ=24キューバペソ 兌換ペソにアクセスできないキューバ人も少なくない
 二重経済が1つになる日を望んでいるという
・写真:観光地のレストランにいた、痩せたお婆さんと孫の物乞い
・写真:古い車でも現役の車

●それでも楽しいラテン系 現実的で陽気なキューバ人 ランチで出会ったミュージシャンの音楽

以上