[速報]1月22日緊急抗議集会・デモに500人が参加
イスラエルの戦争犯罪を追及し、ガザ包囲・封鎖の解除を求める

 1月22日(木)午後6時から「パレスチナの民衆を殺すな!!許すな!イスラエルのガザ侵攻1・22緊急行動 in 関西」が大阪市の扇町公園で行われました。
 冷たい雨が降りしきる中、実行委員会に加わった呼びかけ団体などが次々にアピールしました。パレスチナの生存・権利のために発言・活動をする岡真理さんも駆けつけました。集会が終わった時点では300人という発表でしたが、デモ参加者はその後もふくらみ続け、最後には500人以上になりました。悪天候の平日の夜というのに、10日の日曜日の集会とほぼ同じ人数でした。
 集会では、一方的停戦はまやかしであり「本当の解決にはまったくなっていない」、「アメリカの軍事援助と攻撃の承認を追及しなければならない」「イスラエルの責任者は国際刑事裁判所に被告として裁かれるべきだ」等々の訴えがありました。また、南ア・アパルトヘイト体制と同様、イスラエル資本、イスラエル商品をボイコットせよとの提起がありました。
 デモ隊は、ガザ包囲の解除を求め、白燐弾や劣化ウラン弾の使用を糾弾しながら、扇町公園からアメリカ領事館前を通り、大阪市役所横で解散しました。領事館前では米国のイスラエル援助、虐殺への荷担に怒りを込めたシュプレヒコールがなされました。
 パレスチナ自治統計局は19日、イスラエルの攻撃による死者は1315人、うち子どもは417人、建物の4000棟が全壊し、1万7000棟が損壊、被害額は19億ドル(1750億円)と発表しました。学校、病院、商業施設、市場、家屋などあらゆるものが爆撃を受け、がれきの山となっています。一時停戦とはなったものの、なにもかわっていません。ガザは巨大な壁に包囲された「天井のない監獄」のままであり、食糧や生活物資はおろか国連や人道団体の援助物資さえ届くのが困難な状況です。ガザ人民から生きるすべを奪って絞め殺すというイスラエルの基本戦略は変わっていません。「国際社会」が見守る中で、公然たる大虐殺、静かな大虐殺が継続されているのです。
 20日に就任したオバマ大統領は、「対テロ戦争」の継続を基本にしています。就任後、ハマスの再武装阻止に力を尽くすと強調しました。これこそイスラエルによる封じ込め戦略への支持であり、いままさにイスラエルがガザに対して行っていることなのです。オバマ氏は昨年末からのイスラエルのガザ大虐殺に対して一貫してノーコメントを貫いて来ましたが、それは暗黙の了解以外の何者でもありません。イスラエルは20日の大統領就任式までに一時停戦に持ち込むために駆け込み攻撃をしました。200万人を集めた就任式は、虐殺された犠牲者によって血塗られていたと言えるでしょう。
 私たちはイスラエルの大虐殺と戦争犯罪を徹底して糾弾します。アメリカの軍事・経済援助とイスラエルの軍事作戦への支持を糾弾します。ガザ人民の生存のために今すぐガザ包囲・封鎖を解除するよう要求します。

2009年1月22日
リブ・イン・ピース☆9+25