3/23岩国爆音訴訟が提訴される
基地では海自ヘリが訓練――ソマリア派兵と関連か!?

 3/23(月)の休日を利用して、山口県岩国基地を訪ねました。大阪を午前7時に立ち、「青春18切符」を使い、各駅停車の電車で向かいました。午後1時半頃、岩国駅に着きました。
 この日、岩国市の米海兵隊岩国基地周辺住民476人が国を相手取り、米軍再編に伴う米空母艦載機移転と米軍機などの早朝・夜間の飛行差し止め、騒音被害に対する損害賠償などを求め提訴するということでした。どの様な様子か知りたいし、平日の岩国基地の様子も取材したいとの関心で現地に行きました。
 提訴の様子は、地元紙「中国新聞」からしか、わかりませんでしたがその内容は以下のようでした。
(1)原告は市内のWCPNL(うるささ指数、W値)75以上の地域に住んでいる。W値とは、航空機騒音が生活に与える影響を評価する国際基準で、飛行回数や時間帯を加味して平均値を求めるというもの。W値75は昼間に90デシベル(地下鉄車内相当)の騒音で16回飛行すると到達する。うるさく感じやすい夜間飛行は3〜10倍で計算される。W値75以上の地域は岩国駅から由宇駅に至るまで広がっている。
(2)国が進める基地滑走路沖合移設は騒音軽減ではなく2014年までの空母艦載機移転の受け皿となっている。基地被害拡大は明らかである。米軍再編の是非を求める提訴は全国で初めてである。
(3)住民は長年の騒音で会話や睡眠妨害、耳鳴りなど身体的被害を受けてきた。
      
 今後、岩国爆音訴訟を支援していきたいと思いました。
 午後2時半から4時まで、岩国基地周辺を取材しました。米軍機は飛行していませんでした。しかし、海上自衛隊のヘリが滑走路を使って、タッチアンドゴーの訓練を延々と行っていました。ソマリア沖派兵の自衛艦も呉基地から出航し、その搭載ヘリは岩国基地の海上自衛隊の部隊です。次に続く部隊の演習としか、私には思えませんでした。ビデオで模様を撮ってきましたので見てください。
 基地の前の住宅には愛宕山への米軍住宅反対の黄色いのぼりが立てられていました。

2008年4月9日
リブ・イン・ピース☆9+25 KB