5月26日橋下・維新の会の「君が代」起立強制条例反対緊急集会に300人が参加
  
 5月26日(木)午後6時~7時、大阪府庁前教育塔前広場で「それは許せん!『君が代起立条例』反対集会」が、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン・大阪の主催で行われた。急な呼びかけにもかかわらず、教職員や市民など300人(主催者発表)が参加した。

 教職員や市民らが次々に「議会で多数をとっての暴挙はかつてのナチス台頭と重なる」「橋下知事は問題は職務命令違反であって、愛国心とは関係ないなどといいながら出てきた条例案は、まず第一に愛国心が出てきている」「表面的には教職員に向けられているが、標的は子どもへの強制であり、国民全体に広げるものだ」等々のアピールをした。参加した弁護士は、どのような形態でも抵抗を試み、最後まで闘って欲しいと訴えた。抵抗する教職員を孤立させず、保護者・市民らの理解と共感を広げることが大事だ。

 周りでは右翼が「君が代イヤなら日本から出て行け」などと下品な罵声を浴びせていたが、それは橋下知事の言い回しとそっくりだ。数の力と暴力で言論の自由や思想・良心の自由を圧殺していくことを許してはならない。最も大事な教育の場に持ち込まれることを許してならない。

 すでに維新の会の条例案が議会事務局に提出され、27日にも本会議に提案される危険がある。
大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例(案)(大阪維新の会2011.5.25提案)(「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪のHP)

 集会の最後には、維新の会や大阪府議へのファックス行動とアピールへの賛同のふたつの行動提起がなされた。

2011年5月27日
リブ・イン・ピース☆9+25 N


[ファックス行動]
■大阪府議会各会派にメールやFAX・電話などで条例案反対の声を届けてください。

◆大阪維新の会へに対して、条例案の提出に抗議する声を届けてください!
TEL 06(6946)5390 FAX 06-6946-5391
所属議員へのメールはこちらから

◆他の会派には、条例案に反対し、成立させないように働きかけてください!
自民党          TEL 06−6941−0217 FAX 06−6944−2244
民主党・無所属ネット  TEL 06−6941−0219 FAX 06−6941−8411
公明党          TEL 06−6941−0286 FAX 06−6942−4060
日本共産党       TEL 06−6941−0569 FAX 06−6941−9179

◆各議員への働きかけは、大阪府議会HPから

◆橋下大阪府知事
TEL 06-6910-8001 FAX 06-6944-1010
https://www.shinsei.pref.osaka.jp/ers/input.do?tetudukiId=2010110007

[アピールへの賛同]

2011年5月23日

(アピール文)「君が代」起立条例に反対しよう!

 橋下徹大阪府知事と大阪維新の会は、開会中の大阪府議会に「君が代」起立条例を提出し、卒業式・入学式において教職員に「君が代」斉唱時の起立を義務化しようとしています。さらに、9月府議会には「複数回の不起立で懲戒免職」を含むと言われている教職員処分条例を提出し、大阪維新の会の多数の力で、強引に成立させようとしています。加えて、不起立者の氏名、所属校を公表することも検討するとしています。
 「起立条例」や「処分条例」は、あの石原都政や東京都教委ですら行っていない暴挙であり、何としてもやめさせなければなりません。
 こうした動きの直接のきっかけは、入学式での不起立教員2名に対して、職務命令違反であるとして5月6日に戒告処分が出され、その新聞報道の中で不起立者のいる府立高校は他に26校あると報じられたことにあると言われています。橋下知事は、「君が代」斉唱時に起立しない教職員を自分に対する反逆であるととらえ、我慢ならなかったのでしょう。
 橋下知事は、5月7日と8日に府幹部などに出したメールの中で、「論理的な問題ではなく、社会常識の問題ですから、最後は政治が決することです、(中略)何が社会常識かは、価値判断にかかわること。意見が割れたときには、最後は公選職が決めることです。組織のルールに従えないなら、教員を辞めてもらいます。」などと述べて、起立強制の条例と処分のルールつくりを打ち出しました。
 橋下知事は、「起立は社会常識」「ルール違反」などと問題をすり替え、「君が代」強制の歴史的、現代的問題点を一切捨象して、何が何でも教職員に起立を強制しようとしているのです。そこには、悩みながらも不起立を選択せざるを得なかった教職員の心情はあえて無視し、ひたすら自分に逆らっている者へのあからさまな敵意があるだけです。
 そもそも「君が代」斉唱は、侵略戦争を担ってきたその役割や信仰上の理由などから、きわめて個人の思想・良心の自由にかかわる問題です。教職員への起立強制は、子どもたちが社会には多様な価値観が存在することを知り、自己の人格を自由に形成するのを阻害するものです。
 今回の動きの背景には、「大阪都構想」をめぐる橋下知事の政治的戦略があるとする新聞報道もありました。実際に、記者会見では「(教育行政についての)問題提起のネタを探していた」と発言しています。
 大阪、そして全国の人々に訴えます。このまま条例の制定を許してしまうならば、将来にわたって大きな禍根を残すことになります。橋下知事によるこの歴史的な暴挙に対して、今こそ反対の声を上げていこうではありませんか。
呼びかけ:「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪
代表:黒田伊彦

■アピール賛同受付 hinokimiosk@yahoo.co.jp