米国がベネズエラに戦争を仕掛ける危険が切迫しています。ヘグセス戦争大臣は世界最大の空母フォードを欧州からカリブ海に移動させました。欧州の空母をゼロにしてまでフォードをカリブに送り込んだのは、ベネズエラ開戦を考えているとしか思えません。米国はこれまで21隻のボートを爆破し80人を殺害しましたが、本命はベネズエラ・マドゥーロ政権打倒です。現にトランプ大統領は何度も「次は地上作戦だ」と言っています。 米軍はカリブ海に空母1隻、イージス艦7隻、原子力潜水艦2隻、強襲揚陸艦3隻、海兵隊2200人、B1やB52など爆撃機やF35戦闘機などを大兵力動員し、ベネズエラ侵攻の態勢をとっています。これは日本にいる米艦隊の規模を上回ります。米国は攻撃目標のリストを作っています。ベネズエラのマドゥーロ大統領に対する暗殺(馘首)攻撃をはじめ、ベネズエラを侵略する危険性が高まっています。私たちは、米国がベネズエラに戦争を仕掛けることに断固反対です。 10月15日にトランプ大統領はCIAにベネズエラに対する特殊作戦を命じました。ベネズエラの不安定化や開戦の口実つくりが目的です。すでにマドゥーロ大統領誘拐未遂事件やトリニダードトバゴに停泊する米イージス艦を攻撃してベネズエラ政府のせいする「偽旗作戦」未遂を起こしています。 米国はボート破壊が麻薬密輸と関係する証拠を何一つ示していません。国連はこの攻撃を超法規的処刑と呼んで非難しています。トランプ大統領はマドゥーロ大統領が麻薬密輸組織のボスだと決めつけますが、全くのデマです。国連はベネズエラをキューバと並ぶ麻薬対策の優等生と評価しています。私たちは世界最大の埋蔵量の石油資源を狙ってベネズエラ政権打倒をもくろむトランプ政権をカリブの平和を破壊、国際秩序を破壊するものとして強く非難します。 ベネズエラ政府は防衛のために国軍の体制を強化すると共に、国民に防衛のために民兵に志願するよう呼びかけています。800万人が民兵に志願し、全国のコムーナ(コミューン)がこれを支えています。簡単には侵攻を許さない体制を作っています。結束して国を守ろうとするベネズエラの人民と政府を強く支持します。 ハンズ・オフ・ベネズエラ! 世界中からベネズエラに手を出すなの声が広がっています。この不当極まりない侵略を許してはなりません。私たちも声を合わせて要求します。トランプはベネズエラを攻撃するな!ベネズエラから手を引け!カリブ海から空母、艦隊、特殊部隊を撤退させろ。 2025年11月16日 |
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